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あたたかい時間

三船恭太郎
(2008年12月26日 11:53)

「2008年を振り返ってみて、どうでしたか?」

そうインタビューされ、真っ先に思い浮かんだのは、『12歳の文学賞』の受賞や作文コンクールの入賞した後の取材のことでした。

 

取材を受けて、取材を振り返る。

 

それだけ、僕にとって取材は、さまざまなことを考える場だったからです。

自分が何を思い、何を伝えたくて文章に表しているか、その時々の僕の気持ち、相手の気持ち...。

 

取材に答えるためにはいつも、『振り返る』『思い出す』という作業が伴います。

心でぼんやりと感じていたことを言葉にして伝えなければなりません。

自分の思いをまとめられないまま、話してしまったこともありました。

 

でも、その言葉足らずの僕の思いを見事にくみ取り、活字に、また映像にしてくださった方々に、本当に感謝しています。

そして、以前のブログに書いた『大人の本気』を感じずにはいられませんでした。

 

今回インタビューしてくださったのは、IBC岩手放送のアナウンサーの浅見智さん。

すごくカッコイイお兄さんです。

 

アナウンサーだから、話すのが上手なのは当然のことだけれど、『話し上手は聞き上手』の言葉そのままに、僕の話す言葉の1つ1つに「うん、うん」と相槌を打ちながら、じっくりと耳を傾けてくれました。

「こういうこと言いたいのかな?」と、先回りしてまとめてしまうことは決してなく、説明がくどくなりがちな僕の話も、ゆっくりと聞いてくれました。

 

 

取材を終えた後、僕は亡くなった祖父と話した時に感じていた、いつも僕を包み込んでくれていたあたたかい空気の中にいることに気がつきました。

 

「うん、うん、それから?」

祖父は泣き虫だった僕が、自分の気持ちを言葉に組み立てられるまで、急かすことなく、いつまでも待ってくれる人でした。

 

 

今年最後の取材。

自分を振り返り、大切な人を想い出す...外の寒さを忘れる、あたたかい時間でした。

 

 

 

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