シルエット・クイズです。
司会者「問題です。これはなんでしょうか?」
チチチチチチチチ...。
司会者「答えをどうぞ!」
回答者①「はいっ、てんとう虫の行列です!」
ブッブ~。
司会者「じゃ、次の方どうぞ」
回答者②「う~ん、もしかして、あの渋い...いや、甘い」
司会者「そうそう!それそれ!」
回答者②「え~と、たしか、ほし...ほし...ほし?...犯人はお前だ!」
司会者「ええっ?ち、違います!犯人は...いや、正解はこちらです」
僕の家のベランダで作っている、干し柿です。
家には栗や桜の木はありますが、柿の木はありません。
毎年、渋柿が売っているのを見つけると、こうして干し柿にしたり、焼酎につけて渋抜きをして食べています。
え?なぜ最初から甘柿を買わないのかって?
もちろん、甘い柿も買います。
でも、ちょっと手を掛けて、旨いものを作る楽しみがあるからです。
作り方を教えてくれたのは、父。
父は、やはり子供の頃、祖父から教えてもらったそうです。
毎年のことながら、クルクルとナイフで皮を剥いている時、舌でちょっとでも舐めようものなら、歯の裏側からキシキシと音が鳴るくらい渋い!シブ~イ!!
そのシブ~イ柿が、干すだけで甘く変わっていくのは感動です。
そんな渋柿の変化にいち早く気がつくのは、鳥たちです。
小鳥がつついたり、カラスだと紐から引きちぎるように持って行った痕跡があったら、もう渋が抜けている証拠です。
でも、そこから更に干すと、白く粉を吹いたようになり甘さも増します。
今年も、もう既にカラスに一個持って行かれました。
柿の干せ具合を見ていた父が言いました。
「ほぉ!随分と器用なカラスもいるもんだなぁ~。きれいに紐がほどいてある...家の中にもカラスがいるのかな?」
「カア!」
シマッタ!!鳴いちゃった!
だって、柿が干してあるベランダと僕の部屋のベランダは、つながっていますから。
さあて、カラスに食べられる前にもう一個。
カア!カア!旨い!!









