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泥棒ガラス

三船恭太郎
(2008年11月27日 17:09)

これなあに?シルエット・クイズです。

 

司会者「問題です。これはなんでしょうか?」

チチチチチチチチ...。

司会者「答えをどうぞ!」

回答者①「はいっ、てんとう虫の行列です!」

ブッブ~。

司会者「じゃ、次の方どうぞ」

回答者②「う~ん、もしかして、あの渋い...いや、甘い」

司会者「そうそう!それそれ!」

回答者②「え~と、たしか、ほし...ほし...ほし?...犯人はお前だ!」

司会者「ええっ?ち、違います!犯人は...いや、正解はこちらです」

 

干し柿

僕の家のベランダで作っている、干し柿です。

家には栗や桜の木はありますが、柿の木はありません。

毎年、渋柿が売っているのを見つけると、こうして干し柿にしたり、焼酎につけて渋抜きをして食べています。

え?なぜ最初から甘柿を買わないのかって?

もちろん、甘い柿も買います。

でも、ちょっと手を掛けて、旨いものを作る楽しみがあるからです。

 

作り方を教えてくれたのは、父。

父は、やはり子供の頃、祖父から教えてもらったそうです。

 

毎年のことながら、クルクルとナイフで皮を剥いている時、舌でちょっとでも舐めようものなら、歯の裏側からキシキシと音が鳴るくらい渋い!シブ~イ!!

そのシブ~イ柿が、干すだけで甘く変わっていくのは感動です。

 

そんな渋柿の変化にいち早く気がつくのは、鳥たちです。

小鳥がつついたり、カラスだと紐から引きちぎるように持って行った痕跡があったら、もう渋が抜けている証拠です。

 

でも、そこから更に干すと、白く粉を吹いたようになり甘さも増します。

 

今年も、もう既にカラスに一個持って行かれました。

 

柿の干せ具合を見ていた父が言いました。

「ほぉ!随分と器用なカラスもいるもんだなぁ~。きれいに紐がほどいてある...家の中にもカラスがいるのかな?」

「カア!」

シマッタ!!鳴いちゃった!

 

だって、柿が干してあるベランダと僕の部屋のベランダは、つながっていますから。

 

さあて、カラスに食べられる前にもう一個。

 

カア!カア!旨い!!

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