2日に1度は、こんなに取れていた僕の家の庭の野菜たち。
今は葉が枯れ取り残した実が、所在無げにぶら下がっています。
葉が生き生きと繁っていた頃には隠れていた支柱やネットが、妙に目立ちます。
支柱やネットは、もちろん未だに濃い緑色のまま。
「はあぁぁ~、いつまでも若くっていいわねぇ」
インゲン豆や茄子の葉から、ため息が聞こえてきそうです。
え?その声は僕の後ろからも......??
後ろには、今日が誕生日の母が立っていました。
あははははっ、おめでと~!(汗)
ため息は野菜と母ばかりではなく、花たちにも言えることで、向日葵・朝顔・風船かずら...皆、茶色くなりうなだれて、どこか寂しそうです。
でもでも、皆さんの出番はこれからじゃないですか!
今日は庭の片付けを手伝いながら、種の収穫をしました。
朝顔は、来年種を蒔き咲かせると、『朝顔小学七年生』になります。
いや?『朝顔中学一年生』と呼ぶべきかな?
僕が気に入っているのは、風船かずらの種です。
ほおらっ、かわいいでしょう!
幼稚園の頃、祖父に初めてこの種を、掌にのせて貰った時のことを覚えています。
「うわ~、おサルさんだあ~!」
「そうか、恭太郎にはおサルさんに見えたか」
祖父はペンを持ってきて、種に目や口を書いてくれました。
僕の掌の中で、おサルさんたちはぶつかり合い、怒ったり笑ったり、泣いたりしていました。
あれから6年の月日は流れ...おサルさんを書いてくれた祖父は、
4年前、天国へ逝ってしまいました。
でも僕は今年も一人で、おサルさんづくりに励みました。
だってこのおサルさんたちは、祖父の書いたおサルさんの子供の、子供の、また子供の......
おサルさんですから。
秋じまい...家族では余すほどに野菜が取れ、競い合うように花が咲いていたことを思うと、なんとなく寂しい。
でもこれはきっと、来年のための大切な準備なんだなって思います。
片付けが終わる頃、お腹の大きく膨らんだカマキリを見つけました。
今年はどこに卵を産むつもりなのでしょう?
カマキリの卵が産み付けられた場所の地面からの高さにより、これから訪れる冬の積雪量が分かると云われています。
(低いところに産み付ければ雪は少なく、高ければ多い)
子孫を残すための自然の摂理はスゴイなぁ!
カマキリは僕らの秋じまいを、時折首を傾げながら眺め、ちゃんと来年の準備をしているんですね。
でも僕は、『秋じまい』してなんかいられない。
食欲・読書・そしてブログ...秋、真っ盛りです!









