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シェイクスピアは面白い(きっと)

三船恭太郎
(2008年10月 1日 16:36)

前回の『シェイクスピアは面白い(たぶん)』から、(きっと)に変わりました。

その理由とは...。

 

『シェイクスピアの面白さ』という本を読んだからです。

 

このブログを見て、「今も発売されているかどうかわかりませんが、読んでみたら?」と教えて下さった方がいました。

その言葉から古い本なのではと察した僕は、まずは図書館へ。

シェイクスピアの面白さありました!

1967年に出版されている本で、著者は中野好夫さんです。

僕が生まれる30年も前の本です。

図書館の本はさすがに保存状態が良く、紙魚はいませんが、日に焼けたような黄ばんだ本でした。

ページをめくると、どこか甘いような匂いがして、うっとり~。

僕は古い本の匂いが好きです。

 

...で、本の内容は...題名通り、オモシロイ!

昔の本だから、ちょっとコムズカシイのかな?と構えていたのですが、堅苦しさとか難しさを感じませんでした。

 

本の中で中野さんは「シェイクスピアを死後のその偉大な名声によって読むのではなく、三百余年前、当時の看客が発見し、そして愛し続けたその同じ目で、同じ心で、まずシェクスピアを見よ」と言い、「どこまでもシェイクスピアの面白さについて書くのであって、シェイクスピアの偉大さや深慮さについて書くのでない」と言っています。

また、ご自身のことは、「ただ一素人読者のシェイクスピアかぶれにすぎない」と。

 

う~ん、なんて素晴らしい、ツカミなんだ!

僕の心は本をめくってまもなく、むんずと中野さんに掴まれてしまいました。

 

そしてもう1つ。

この本を、より読みやすくしてくれたのが...。

 

図書館から借りてきた本には、本を寄贈した方、もしくは借りた方がつい引いてしまったと思われる、鉛筆書きの線や波線がありました。

ばっちり、ここ面白い!ここ笑える!って箇所に引いてありました。

難しい漢字には、ご丁寧に振り仮名もついている...。

 

いつもなら少しイヤな気持ちになったりもするのですが、小学生の僕にでも読みやすいようにと配慮してくれているようにさえ感じました。

 

それから、暇さえあれば読んで大笑い(セリフの面白さについて書いたところで、中野さんは『シェイクスピアが言葉の面白さに酔っぱらっているとしか思えない』と書いているのですが、僕にはこれを書いている中野さんも酔っぱらっているんじゃ...と思うくらい面白いところがたくさんあります)していたのですが、借りていられる期間には限度があるので...。

 

買いました!!

 

後ろのページを開くと、なんと41刷。

初版は、1967年でした。

図書館で借りてきた本は初版本でした。

 

本を教えて下さった方、本に線を引きながら読んだ方、著者の中野好夫さん、そして、シェイクスピア。

みんなが「面白いから読んでみろ!芝居を観てみろ!」って言ってくれてるような気がして、嬉しいです。

 

次は、『シェイクスピアは面白い(ぜったいに)』と書けるといいな。

 

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